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続・遥かな時の声

「ミッション コンプリート!」と心が叫んだ翌々日のこと、洗濯物をたたみながら心は宙を泳ぎ、次の瞬間ハッ・・と閃光のように「本当はやっぱり死んでいる!」という真実に思いあたりました。

制作監督は、悲壮な恋の物語に癒しを与えてフィニッシュとしてくれましたが、それはイメージの書き換えに等しく、何度も繰り返し観ることで、脳はバーチャルとリアルの区別がつかないことを利用して、新しい印象でシナプスを強化し、救いようのない事実を希望ある新事実へと書き換える操作となり、苦しい過去の体験者たちにハッピーエンドによって希望と慰めを与える働きともなります。

歴史に残されたほんの一行から構想を得た作品ということですが、脚本家には、天から史実の通りに詳細が流れ込み、シナリオが作られたように感じられました。
愛する者を失った王女は、城壁から飛び降り自ら命を絶ちました。ドラマの序章で流れる映像通りに・・お腹には新しい命が宿っていました。とても気丈な女性でしたが、無理もないことです。
思いがけないハッピーエンドにぬか喜びしていた私は、どこかで本当のことに気付いていましたが、改めて大変なショックを受け、今度は長いドラマを最初から違う観点で観直すことにしました。そうしないことにはまだ私のドラマを終えられないからです。

今回クローズアップになったのは、父王と娘の確執でした。前回さほど気にならなった王の表情に敏感になり、今度は父娘間の葛藤にフォーカスすることになりました。立場上仕方のないこととはいえ、最終的に愛する人を父の手により殺されたも同然なので、その苦しみを表現する言葉が見当たりません。
このような場合の私の状態はというと、ここに居ながらにして別次元にもリンクしていますので、感情はそのまま映ってくるので胸が痛くなるほどの悲しみに覆われます。
父と息子、兄と弟というような家族間の確執ドラマは私の繰り返す代表的なパターンでもあり、数えられるだけで6度もあります。人は同じことを繰り返すものですが、きっとこのあたりで終止符を打つことでしょう。

胸を痛め涙を流しながら夜な夜な鑑賞し続け、そこまで同化してしまうのもおかしなことでしょうが、最愛の人が刀で最後の一撃を受け視力を失っていくシーンがあり、その場面を目にするたびに静かな怒りがわき、「どうしてそんな斬り付け方をするの!そうでなければ失明まですることはなかったのに!」と心の底で叫んでいる自分がおりました。
その2日後、失明した彼の眼に呼応するかのように、私の瞼にひりひりする腫れが生じ、数日何をしても治りません。
私の瞼には怒りの感情があり、それを解放しなければなりませんでした。解放後翌日には枯れたようになり痛みも消えました。

このように、なにごとも縁が機にふれ現れては消え去っていくものですが、あまりに苦しい情動を伴う思いは、解放される時までエネルギーとして残り続けます。いつか解放される時を待って・・・
そして、解放されない感情は不活性なエネルギーとしてとどまり続け、程度の差はあれ心身に機能不全を引き起こす原因となります。
こうしてDNAに刻み込まれている周波数パターンに現実が引き寄せられるので、現在影響を与えている身体の箇所等を探し、その影響を切り離すことをします。
そうすることで、過去の苦しい出来事の影響から生じる動作や心身の状態が終わり、それに影響されない自分らしい生き方に変わっていくのです。

自分のなかに何にも滞りがなければ、エネルギーは澱みなくさらさらと流れ、障害が消えることで、本来の生き生きと輝く自分を生きれるようになっていきます。

セッションを楽しまれ、ご自分の夢に近づいて頂けるなら幸いです。

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米国IBA認定ボディートーク施術士、篠原京子です。次世代の医療活動の最先端を行くヘルスケア、ボディートークに興味をもって頂きうれしいです。意識こそがすべての現実の創造者。好ましい現実を創造し、なによりあなたらしく、満足する人生を自ら創造していけるように、さあ、身体に尋ねてみましょう!

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