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ボディートークの技法が「非診断」であるというのはどういうこと?

ボディートークでは症状を診て「何の病気か」を判断する「診断」は行いません。「どこのバランスが崩れているのか?」「どの順序で何をすべきか?」といったことに関して、まず自然治癒力を司る「天性の知恵(インネイト-ウイズダム)」に尋ねるべきだというのがボディートークの考え方です。

症状は心身が抱える問題の一部が形をとって表面に現れたものであり、ストレスをはじめとする精神的、環境的な問題が根本の原因であった・・・、という経験は多くの人がしていることでしょう。結果としての症状だけを見るのではなく、「何を原因に、いかなるプロセスで症状が現れてきたのか」を知ることが大切になります。肉体や精神のあり方、重ねてきた経験は個人個人で異なるので、同じ症状が出たからといって、原因は一人ひとり異なっています。
「診断してほしい」「病名を知りたい」というのは人間の性分でもありますが、表に現れている症状だけに注目して判断すると、本当の原因から目がそらされてしまう場合もあります。身体の自然治癒力が回復すれば、気になる症状にもうまく焦点を当てて改善してくれるはずです。